ジュネス栗駒スキー場から大森山へ
1月29日(日)、晴れの予報に心はうきうき、今冬初山行に選んだのは近場の焼石山系大森山だ。冬場は東成瀬村のジュネス栗駒スキー場から入山するのが一般的。今日は楽勝!と甘く見ていたのだが・・・。

スキー場最高点の第3ペアリフトの降り場から焼石山系の山々を望む。左側手前の小松森の隣に見えるのが目指す大森山、その右に西焼石岳の姿も見える。リフト券代を節約し、第2クワッドリフトを降りてからリフト1本分、シール登高でここまで来た。10:20ブナ林の中に入って出発。

樹林の中は小さな起伏を繰り返しながら進む事になるが、いかんせんブーツが半分埋まる程の湿った重い雪を一人でラッセルして進む事になる。これが思っていた以上にハードであった。
頭上を見上げると、日に照らされた霧氷が解けてパラパラと舞い落ちてくる。これが時折背中の中まで入ってくる。ヒェ〜ッ!

南側に広がる杉林、杉の木々がまるで樹氷のようだ。

11:50、1時間半もかかってやっと県境まで来た。これまでの経験ではここまでせいぜい40〜50分で来たはずだから倍くらい時間がかかった事になる。眼下に見えるのは冬期閉鎖中のR397と胆沢橋。

上記地点からはルートを北に、県境に沿って歩く。左から大森山、蟻巣山、三界山の山々。

県境は岩手県側がスパット切れ落ちて崖になっている。雪庇が張り出しているので、踏みぬかないように要注意だ。

樹林帯を抜けると西側には我が家がある横手盆地が広がり、遥か彼方に真っ白な鳥海山も望めた。いつもであれば雪の下に隠れているはずの丈の低い木々が出ているので歩きにくい。

この県境沿いのルートもアップダウンが大きく体力を消耗する。この斜面が一番大きな登りだ。

13:15、目指す大森山はまだ遠い。どうみてもあと1時間以上はかかるだろう。今日はここで撤退する事を決断した。

スキーを脱ぎ、西焼石岳を眺めながら大休止、遅い昼食をとる。

13:50、自分のトレースをたどって下山開始。再びアップダウンを繰り返す。結構キツい。15:35、ジュネス栗駒スキー場に到着した。疲労困憊。だが後はシールを外してゲレンデを滑り降りるだけだ。しかしここに落とし穴が待ち構えていた。夕方になり、多くのスキー客が滑った後のバーンはかなり固くなっていた。滑り始めて2ターン目、山側のスキーに乗ってしまいバランスを崩して右に転倒した。スキー場で転んだなんて一体何年ぶりか。
たいした事は無いと帰宅したがどうも右肩が痛い。一週間雪掻きもできず、服を着るのも車のハンドルを回すにも痛みが走る。たまらず町内の整形外科を受診した。院長は幼稚園から高校までの同期生である。診断名は腱板断裂、場合によっては治癒するまで半年もかかると脅された。( ̄▽ ̄;)!!ガーン 肩にステロイドの注射を打ってもらったがこれが効いた。今は痛みはほんの僅かである。しかし無理は禁物、年を取ると体中あちこちガタが来ると改めて感じた。( ̄□ ̄;)

2008年3月16日にこのルートから焼石山頂まで行った際の写真がこちら。8合目付近から見上げる焼石岳は神々しく見えた。

山頂から望む横岳の勇姿。画質は悪いが動画まで撮ってあった。ご覧あれ!

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スキー場最高点の第3ペアリフトの降り場から焼石山系の山々を望む。左側手前の小松森の隣に見えるのが目指す大森山、その右に西焼石岳の姿も見える。リフト券代を節約し、第2クワッドリフトを降りてからリフト1本分、シール登高でここまで来た。10:20ブナ林の中に入って出発。

樹林の中は小さな起伏を繰り返しながら進む事になるが、いかんせんブーツが半分埋まる程の湿った重い雪を一人でラッセルして進む事になる。これが思っていた以上にハードであった。


南側に広がる杉林、杉の木々がまるで樹氷のようだ。

11:50、1時間半もかかってやっと県境まで来た。これまでの経験ではここまでせいぜい40〜50分で来たはずだから倍くらい時間がかかった事になる。眼下に見えるのは冬期閉鎖中のR397と胆沢橋。

上記地点からはルートを北に、県境に沿って歩く。左から大森山、蟻巣山、三界山の山々。

県境は岩手県側がスパット切れ落ちて崖になっている。雪庇が張り出しているので、踏みぬかないように要注意だ。

樹林帯を抜けると西側には我が家がある横手盆地が広がり、遥か彼方に真っ白な鳥海山も望めた。いつもであれば雪の下に隠れているはずの丈の低い木々が出ているので歩きにくい。

この県境沿いのルートもアップダウンが大きく体力を消耗する。この斜面が一番大きな登りだ。

13:15、目指す大森山はまだ遠い。どうみてもあと1時間以上はかかるだろう。今日はここで撤退する事を決断した。

スキーを脱ぎ、西焼石岳を眺めながら大休止、遅い昼食をとる。

13:50、自分のトレースをたどって下山開始。再びアップダウンを繰り返す。結構キツい。15:35、ジュネス栗駒スキー場に到着した。疲労困憊。だが後はシールを外してゲレンデを滑り降りるだけだ。しかしここに落とし穴が待ち構えていた。夕方になり、多くのスキー客が滑った後のバーンはかなり固くなっていた。滑り始めて2ターン目、山側のスキーに乗ってしまいバランスを崩して右に転倒した。スキー場で転んだなんて一体何年ぶりか。
たいした事は無いと帰宅したがどうも右肩が痛い。一週間雪掻きもできず、服を着るのも車のハンドルを回すにも痛みが走る。たまらず町内の整形外科を受診した。院長は幼稚園から高校までの同期生である。診断名は腱板断裂、場合によっては治癒するまで半年もかかると脅された。( ̄▽ ̄;)!!ガーン 肩にステロイドの注射を打ってもらったがこれが効いた。今は痛みはほんの僅かである。しかし無理は禁物、年を取ると体中あちこちガタが来ると改めて感じた。( ̄□ ̄;)

2008年3月16日にこのルートから焼石山頂まで行った際の写真がこちら。8合目付近から見上げる焼石岳は神々しく見えた。

山頂から望む横岳の勇姿。画質は悪いが動画まで撮ってあった。ご覧あれ!

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コメントの投稿
No title
天気良く鳥海山まで眺望できたんですね。
山頂もう少しだったのに残念でした。
肩お大事にしてください。
山頂もう少しだったのに残念でした。
肩お大事にしてください。
ヒゲゴジラさんへ
まさかあそこまで3時間もかかるとは、山を甘く見てたと言われてもしょうがないですね。
おかげさまで肩は急速に回復、お医者様様です!
おかげさまで肩は急速に回復、お医者様様です!