単独で鳥海山北面へ
5月3日(火)、鳥海山北面へ単独でチャレンジ、小雪・異常高温そして強風と条件は思いのほか厳しかった!「本荘山の会」では毎年連休中に会山行で北面にアタックするのだが、今年は当初の予定の4月29日が悪天候のため5月1日に流れ、またこの日も悪天候で中止となったのであった。

7:30過ぎに登山口の祓川に着く。第2駐車場にも車があふれ路上駐車する。天気予報ではこの三連休で晴れるのは今日くらい、皆考える事は同じと言う訳だ。8:10と遅いスタート、日課の洗濯とゴミ出しをしてきたので遅くなった。

今年の雪の少なさは、横手市十文字の我が家から眺める鳥海山の姿からもはっきりと分かる。最初の難関は祓川から北面基部にいたるルートである。例年スキーを脱がなければならないような薮が1ヵ所はあるが、今年は大藪が4ヵ所もあった。ザックやスキー・ストックが薮に引っかかって進めなくなるので、薮の向こうの雪面に向かってスキーやストックを放り投げるが、これが又薮に引っかかる。

10:10、やっとの思いで北面基部に到着する。先行者は4名、彼らのトレースに助けられた。内1名は千蛇谷へ、3名が北面にアタックするものの、1名は体調不良で間もなくリタイヤして降りて行った。10:30身支度を整えてアタック開始。風が強くなってきた。

雪は柔らかめ、黄砂のため汚れが目立つ。上部ではその上に新雪が積もっている。どうも荷物や体が重く、調子が悪く感じるのは年のせいか、はてまたトレーニング不足のせいか。いつもの年であれば、今の時期は自転車通勤でそこそこのトレーニングを積んでいる頃だ。しかし今シーズンは走行距離がわずかに100km強、これじゃ調子が上がらない。

先行者二人のうち一人に追いついた。12:00岩稜帯で大休止する。先を行く一人はジグザグ登高でシールとスキーアイゼンで山頂まで行くらしい。20分の休憩の後再出発するがさらに風が強くなってきた。

風は登る程に強くなってくる。ザックに括り付けたスキーが強風で煽られる。山頂から気持ち良さげにスキーで滑り降りてくる登山者が4〜5人いたが、果たして彼らは何処へゴールする気だろうか。あの大薮を超えて祓川?あるいは中島台?

標高が増すにつれ斜度はキツくなり、風は強くなるばかりである。煽られて何度か転倒するが斜面に突き刺したピッケルに掴まり事なきを得る。新山山頂はもう目の前だがこの強風の下、最後の急登を登るのはリスクが高いと判断した。新山ドームを左にトラバースし外輪山へ出る。+・`ω・´)b

14:10、やっとのことで七高山まできた。ここも風は強いがここまで来る時に比べればまだましだ。目の前のヨタヨタした踏み跡は我がものなり。

七高山頂から祓川方面を見下ろす。ここで思わぬ人物と再会!去年の2月21日にフォレスタ鳥海から山頂まで登った時に会った埼玉のIさんである。去年の記事はこちら。
Iさんに別れを告げ、いざ祓川まで大滑降。しかし斜面には古い雪の上に先日降った新雪が積もっていて滑りにくい。14:50無事祓川まで帰還。疲労困憊(;´ρ`)!

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7:30過ぎに登山口の祓川に着く。第2駐車場にも車があふれ路上駐車する。天気予報ではこの三連休で晴れるのは今日くらい、皆考える事は同じと言う訳だ。8:10と遅いスタート、日課の洗濯とゴミ出しをしてきたので遅くなった。

今年の雪の少なさは、横手市十文字の我が家から眺める鳥海山の姿からもはっきりと分かる。最初の難関は祓川から北面基部にいたるルートである。例年スキーを脱がなければならないような薮が1ヵ所はあるが、今年は大藪が4ヵ所もあった。ザックやスキー・ストックが薮に引っかかって進めなくなるので、薮の向こうの雪面に向かってスキーやストックを放り投げるが、これが又薮に引っかかる。

10:10、やっとの思いで北面基部に到着する。先行者は4名、彼らのトレースに助けられた。内1名は千蛇谷へ、3名が北面にアタックするものの、1名は体調不良で間もなくリタイヤして降りて行った。10:30身支度を整えてアタック開始。風が強くなってきた。

雪は柔らかめ、黄砂のため汚れが目立つ。上部ではその上に新雪が積もっている。どうも荷物や体が重く、調子が悪く感じるのは年のせいか、はてまたトレーニング不足のせいか。いつもの年であれば、今の時期は自転車通勤でそこそこのトレーニングを積んでいる頃だ。しかし今シーズンは走行距離がわずかに100km強、これじゃ調子が上がらない。

先行者二人のうち一人に追いついた。12:00岩稜帯で大休止する。先を行く一人はジグザグ登高でシールとスキーアイゼンで山頂まで行くらしい。20分の休憩の後再出発するがさらに風が強くなってきた。

風は登る程に強くなってくる。ザックに括り付けたスキーが強風で煽られる。山頂から気持ち良さげにスキーで滑り降りてくる登山者が4〜5人いたが、果たして彼らは何処へゴールする気だろうか。あの大薮を超えて祓川?あるいは中島台?

標高が増すにつれ斜度はキツくなり、風は強くなるばかりである。煽られて何度か転倒するが斜面に突き刺したピッケルに掴まり事なきを得る。新山山頂はもう目の前だがこの強風の下、最後の急登を登るのはリスクが高いと判断した。新山ドームを左にトラバースし外輪山へ出る。+・`ω・´)b

14:10、やっとのことで七高山まできた。ここも風は強いがここまで来る時に比べればまだましだ。目の前のヨタヨタした踏み跡は我がものなり。

七高山頂から祓川方面を見下ろす。ここで思わぬ人物と再会!去年の2月21日にフォレスタ鳥海から山頂まで登った時に会った埼玉のIさんである。去年の記事はこちら。
Iさんに別れを告げ、いざ祓川まで大滑降。しかし斜面には古い雪の上に先日降った新雪が積もっていて滑りにくい。14:50無事祓川まで帰還。疲労困憊(;´ρ`)!

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No title
お疲れ様です♪
私はdenki兄さんと猿倉から七高山へ登りました。
山頂で祓川から登られたS哉さんとバッタリお会いし、三人で猿倉を滑走し、祓川へS哉さんを送りがてらbinchanさんの車があることを知りましたが・・・
まさかお一人で北面登行をされているとは思いませんでした!!
とにかく無事で何よりです☆
私もあの強風のお陰で山頂までのあと少しのところから強烈な試練を与えられました(^o^;)
私はdenki兄さんと猿倉から七高山へ登りました。
山頂で祓川から登られたS哉さんとバッタリお会いし、三人で猿倉を滑走し、祓川へS哉さんを送りがてらbinchanさんの車があることを知りましたが・・・
まさかお一人で北面登行をされているとは思いませんでした!!

とにかく無事で何よりです☆
私もあの強風のお陰で山頂までのあと少しのところから強烈な試練を与えられました(^o^;)
M-ckさんへ
そうですか、やはり皆さん来てたのねぇ。
単独なので北面行くかノーマルルート行くか迷いました。
でもせっかく重てーアイゼンとピッケル持ったんだからと、
不安な気持ちを抱きながらも北面に挑んだって訳です。
しかしあの強風は全くもって想定外でしたねぇ。
山頂付近では真冬の吹雪の中一人彷徨ってるような心細さでしたわ。
単独なので北面行くかノーマルルート行くか迷いました。
でもせっかく重てーアイゼンとピッケル持ったんだからと、
不安な気持ちを抱きながらも北面に挑んだって訳です。
しかしあの強風は全くもって想定外でしたねぇ。
山頂付近では真冬の吹雪の中一人彷徨ってるような心細さでしたわ。
No title
前日に4人で北面を目指しましたが、カラ滝手前で藪にげんなりして、矢島口に戻りました。
七ツ釜まで3時間弱は新記録でした(あきれた遅さ)。氷の薬師でガスに入り、下山しました。
よくぞあの激藪に突っ込み、強風に転倒し、ご無事で何よりでした。
ビンチャンは凄い!
4.28夕方、使用中にアイコンが表示されなくなり、再起動すると立ち上がらなくなり、結局ハードデスクを抜いて、新しいパソコンを注文しました。
なんやかんやで拙ページにリンクを設定するのが遅くなりました。m(_ _)m
七ツ釜まで3時間弱は新記録でした(あきれた遅さ)。氷の薬師でガスに入り、下山しました。
よくぞあの激藪に突っ込み、強風に転倒し、ご無事で何よりでした。
ビンチャンは凄い!
4.28夕方、使用中にアイコンが表示されなくなり、再起動すると立ち上がらなくなり、結局ハードデスクを抜いて、新しいパソコンを注文しました。
なんやかんやで拙ページにリンクを設定するのが遅くなりました。m(_ _)m
こんたろう師匠へ
私も大藪を二つ越えたあたりでかなりげんなりしました。でもそこまで行くともう引くに引けない気分でしたね。
パソコン次回はスイスイ行きそうですね。
パソコン次回はスイスイ行きそうですね。