0mからの鳥海登山
9月29日(日)、1ヶ月ぶりに鳥海山頂に立った。ただし、スタート地点は象潟海水浴場。もう十年以上前から一度やってみたかった事、自転車を使った海岸(=0m)からの鳥海山行をようやく実行したのだ。最大の問題は自転車乗車時の腰痛、普段の自転車トレーニングでは1時間もすればかなりの痛みがやってくる。ましてやヒルクライムは腰への負担が大きい。これをどう克服するかが一番の問題だった。

愛車のロードレーサーも今回のために少々仕様の変更が必要だった。鳥海ブルーラインの激坂用に9速のリヤ・スプロケットを12〜23から12〜27に変更。さらにシートポストにキャリアをつけたが、今までのカーボン製のシートポストでは割れる恐れがあるので、これをアルミ製に変更しなければならなかった。ここには登山靴や着替えを積み込む。人気のない砂浜を降りて海水に軽くタッチし、6:25象潟海水浴場をスタートする。
こんなに思い荷物を背負ってロードレーサーで坂を上るのは初めてだ。最初の登りでもうギヤは39×23に入っている。140bpm前後の心拍数を維持しながら淡々と登る。腰痛は1合目過ぎにやってきた。1合登る毎に足を着いて休み腰をのばす。4合目からは延々と10%の急勾配が続くが、ここで足を使い切るわけにはいかない。最大心拍数155bpm、ギヤはもう最後の39×27に入りっぱなしで腰も限界に近い。10km/h以下の速度。鉾立山荘8:38到着、ここまで2時間を見込んでいたので13分程の遅れだ。メーター(POLAR CS400)の登高差は1,140m、消費エネルギー1,240kcalと表示された。

トイレで自転車ジャージから山ウェアーに着替え、9:05山頂に向け出発する。最初っから足取りはかなり重い。9:55賽の河原到着、たまらずここで大休止して早いランチとする。おかげで少しは楽になった。稲倉岳と日本海、草紅葉の草原が目の前に広がる。

11:00、御浜到着。真っ青な青空を背景に山頂が映える。

鳥海湖も真っ青だ。今日の撮影機材は軽量化のためGR DIGITALⅡ。

御田ケ原から山頂を望む。山頂を目指すのにここから下り、もったいね〜!

七五三掛から山頂と千蛇谷を望む。ここで千蛇谷コースと外輪山コースに分かれるが、先月は千蛇を往復したので今回は迷わず外輪山を選択する。

伏拝岳付近から右手、南方に目をやると大きく月山、その隣に葉山、さらに奥に小さく蔵王が見える。

13:08ようやく神社まで来た。ここで休まずに新山山頂を目指す。

13:25、新山山頂到着。2,236mを完全に自力で登り切った。海岸をスタートしてからちょうど7時間だ。思わず「バンザーイ!!」と叫ぶ。

最初は七高山にも登り、二つのピークを踏む事も考えたがもう時間がない。すぐに下山に取りかかる。

下山は千蛇谷ルートを選択、こちらは人が少ない。このごつごつした岩も、毎年少しずつ下方へ運ばれるのだろうなあ。

14:40、千蛇谷末端から山頂部を振り返る。少しガスが出てきた。まだけっこう雪が残っている。

八丁坂を登り切った所で発見した。ハクサンイチゲだよなあ。今頃よく咲いていたものだ。

15:26、御浜到着。ガスに包まれた山が夕日に染まる。今回の山行で唯一失敗したのが水分補給だ。山はかなり涼しいだろうと思って1.6ℓしか水を持ってこなかった。しかし半袖で登っている人もいるほど暑い。あと1ℓあってもよかったくらいだ。

もうすぐ鉾立、夕日が美しい。この日が沈む前に海岸までたどり着きたい。

16:29、鉾立到着。駐車場で自転車ジャージに着替え自転車に跨がる。標高差1,000mオーバーの豪快なダウンヒル、こんなのいったい何年ぶりだろう。最高速度70km/hの爽快感は、この坂を上り切った者だけに与えらた特権だ。

17:25、象潟海水浴場着。出発してからちょうど11時間が経過、満足感でいっぱいだ。よくやったなあオレ。自分で自分を褒めたい。ヾ(・・;)ォィォィ

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愛車のロードレーサーも今回のために少々仕様の変更が必要だった。鳥海ブルーラインの激坂用に9速のリヤ・スプロケットを12〜23から12〜27に変更。さらにシートポストにキャリアをつけたが、今までのカーボン製のシートポストでは割れる恐れがあるので、これをアルミ製に変更しなければならなかった。ここには登山靴や着替えを積み込む。人気のない砂浜を降りて海水に軽くタッチし、6:25象潟海水浴場をスタートする。
こんなに思い荷物を背負ってロードレーサーで坂を上るのは初めてだ。最初の登りでもうギヤは39×23に入っている。140bpm前後の心拍数を維持しながら淡々と登る。腰痛は1合目過ぎにやってきた。1合登る毎に足を着いて休み腰をのばす。4合目からは延々と10%の急勾配が続くが、ここで足を使い切るわけにはいかない。最大心拍数155bpm、ギヤはもう最後の39×27に入りっぱなしで腰も限界に近い。10km/h以下の速度。鉾立山荘8:38到着、ここまで2時間を見込んでいたので13分程の遅れだ。メーター(POLAR CS400)の登高差は1,140m、消費エネルギー1,240kcalと表示された。

トイレで自転車ジャージから山ウェアーに着替え、9:05山頂に向け出発する。最初っから足取りはかなり重い。9:55賽の河原到着、たまらずここで大休止して早いランチとする。おかげで少しは楽になった。稲倉岳と日本海、草紅葉の草原が目の前に広がる。

11:00、御浜到着。真っ青な青空を背景に山頂が映える。

鳥海湖も真っ青だ。今日の撮影機材は軽量化のためGR DIGITALⅡ。

御田ケ原から山頂を望む。山頂を目指すのにここから下り、もったいね〜!

七五三掛から山頂と千蛇谷を望む。ここで千蛇谷コースと外輪山コースに分かれるが、先月は千蛇を往復したので今回は迷わず外輪山を選択する。

伏拝岳付近から右手、南方に目をやると大きく月山、その隣に葉山、さらに奥に小さく蔵王が見える。

13:08ようやく神社まで来た。ここで休まずに新山山頂を目指す。

13:25、新山山頂到着。2,236mを完全に自力で登り切った。海岸をスタートしてからちょうど7時間だ。思わず「バンザーイ!!」と叫ぶ。

最初は七高山にも登り、二つのピークを踏む事も考えたがもう時間がない。すぐに下山に取りかかる。

下山は千蛇谷ルートを選択、こちらは人が少ない。このごつごつした岩も、毎年少しずつ下方へ運ばれるのだろうなあ。

14:40、千蛇谷末端から山頂部を振り返る。少しガスが出てきた。まだけっこう雪が残っている。

八丁坂を登り切った所で発見した。ハクサンイチゲだよなあ。今頃よく咲いていたものだ。

15:26、御浜到着。ガスに包まれた山が夕日に染まる。今回の山行で唯一失敗したのが水分補給だ。山はかなり涼しいだろうと思って1.6ℓしか水を持ってこなかった。しかし半袖で登っている人もいるほど暑い。あと1ℓあってもよかったくらいだ。

もうすぐ鉾立、夕日が美しい。この日が沈む前に海岸までたどり着きたい。

16:29、鉾立到着。駐車場で自転車ジャージに着替え自転車に跨がる。標高差1,000mオーバーの豪快なダウンヒル、こんなのいったい何年ぶりだろう。最高速度70km/hの爽快感は、この坂を上り切った者だけに与えらた特権だ。

17:25、象潟海水浴場着。出発してからちょうど11時間が経過、満足感でいっぱいだ。よくやったなあオレ。自分で自分を褒めたい。ヾ(・・;)ォィォィ

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No title
おめでとうございます!
今シーズン中に達成とは素晴らしいです。
ブルーライン、自転車で二時間・・・。
山歩きよりキツそう。。
若い頃、福島の白布峠、自転車で越えたことありましたが
私はほとんど、自転車を押して歩いて越えました。
今シーズン中に達成とは素晴らしいです。
ブルーライン、自転車で二時間・・・。
山歩きよりキツそう。。
若い頃、福島の白布峠、自転車で越えたことありましたが
私はほとんど、自転車を押して歩いて越えました。
おめでとう!
拙者も横手~象潟~鉾立チャリそこから担いで縦走し祓川からまたチャリ走行を企画してたけど師匠に先越されますた
来期一緒にトライしませうね(笑)
来期一緒にトライしませうね(笑)
ばりこ姫へ
ありがとうございます。
昔思い立った時に実行していたら、
今よりはるかにに楽に実行できていたかなと・・・
そんな事今さら思ってもしょうがないですねえ。
スプロケット等自転車のパーツ揃え始めたら
頭の中に実行するイメージばっかりわくので
やるなら今でしょ、ってことでやっちゃいました。
季節としても夏は暑すぎるし、これより遅くなると
日が短くなるので、この時期で正解でした。
白布峠ですかあ!調べたけどきつそうですなあ。
標高1,400mオーバー!
ランドナーで行ったんですねえ。
走ってみたいわあ!!
昔思い立った時に実行していたら、
今よりはるかにに楽に実行できていたかなと・・・
そんな事今さら思ってもしょうがないですねえ。
スプロケット等自転車のパーツ揃え始めたら
頭の中に実行するイメージばっかりわくので
やるなら今でしょ、ってことでやっちゃいました。
季節としても夏は暑すぎるし、これより遅くなると
日が短くなるので、この時期で正解でした。
白布峠ですかあ!調べたけどきつそうですなあ。
標高1,400mオーバー!
ランドナーで行ったんですねえ。
走ってみたいわあ!!
おやぢ師匠へ
師匠お久しぶりです。
自転車担ぎ縦走っだっすか?
さすがにそこまでは考えてねがったっし。
K玉君も誘ってやるっすか!!!
自転車担ぎ縦走っだっすか?
さすがにそこまでは考えてねがったっし。
K玉君も誘ってやるっすか!!!