エデン
先日職場の同僚から紹介された本「エデン」(近藤史恵)を読んでみた。これは数年前に本屋大賞2位になった「サクリファイス」の続編。これが面白かったのでかなり期待して読んだんだけど・・・

前作の「サクリファイス」も今回同様自転車ロードレースの選手が主人公。ミステリー的な要素が強くて展開が面白く、時間を忘れて読み切ってしまった。その主人公である白石が今度はヨーロッパに渡り、ツール・ド・フランスに出場する。ツールの後半、友人であるフランス若手の有望選手の幼なじみの選手が、ドーピングが元で病死する。というお話。でも、このストーリー展開にはかなりの違和感を感じる。先ずツールのプロローグは通常10km以下の短距離タイムトライアルだ。これが小説ではいきなりチームタイムトライアル。そんな大事なレースをプロローグに持ってくる事はまずありえない。そして日本人がツールに出場しただけで大騒ぎになるのに、登りが得意な白石君はあっさりと途中山岳賞も取って表彰台に立っちゃう。そして大事な山岳ステージのレース中に他チームの選手とかなり深刻な会話。他にも沢山あるけど、いくらフィクションとはいえ自転車競技を知っている人間にとって、この展開には白けちゃう。おまけに前作のような大どんでん返しもなかったし。次の作品「サヴァイヴ」も買ったけど、あまり期待できないわな~。

前作の「サクリファイス」も今回同様自転車ロードレースの選手が主人公。ミステリー的な要素が強くて展開が面白く、時間を忘れて読み切ってしまった。その主人公である白石が今度はヨーロッパに渡り、ツール・ド・フランスに出場する。ツールの後半、友人であるフランス若手の有望選手の幼なじみの選手が、ドーピングが元で病死する。というお話。でも、このストーリー展開にはかなりの違和感を感じる。先ずツールのプロローグは通常10km以下の短距離タイムトライアルだ。これが小説ではいきなりチームタイムトライアル。そんな大事なレースをプロローグに持ってくる事はまずありえない。そして日本人がツールに出場しただけで大騒ぎになるのに、登りが得意な白石君はあっさりと途中山岳賞も取って表彰台に立っちゃう。そして大事な山岳ステージのレース中に他チームの選手とかなり深刻な会話。他にも沢山あるけど、いくらフィクションとはいえ自転車競技を知っている人間にとって、この展開には白けちゃう。おまけに前作のような大どんでん返しもなかったし。次の作品「サヴァイヴ」も買ったけど、あまり期待できないわな~。
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